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三井オーシャンフジ 有料レストラン「北斎」予約方法・料金・三國シェフ監修メニューの感想

三井オーシャンフジ「北斎」の予約・料金・正直な感想
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先日、初めて三井オーシャンフジに乗りました。

三井オーシャンフジで最も注目されるレストランは「北斎(HOKUSAI)」。三國清三シェフが監修する、船内唯一の有料レストランです。

私も乗船前に北斎の予約を試みましたが、電話が混み合い1日分しか確保できないなど、事前の準備には少しコツが必要だと感じました。

この記事では実際に「北斎」を利用してわかった予約の注意点や料金、三國フレンチを体験したリアルな感想を紹介します。

三井オーシャンフジ「北斎」の予約方法と電話予約を成功させるコツ

事前予約

「北斎」の予約は、乗船が決まったらできるだけ早く動くのが鉄則です。

旅行会社から案内がありましたが、事前予約は専用デスクへの電話で行います。

私の場合、予約開始日の受付時間と同時に2人がかりで何度も電話をかけ続けました。

回線が非常に混み合っており、ようやく繋がったのは約30分後。

この時点で、希望する日時はすでに埋まり始めているという激戦ぶりでした。

ここで注意したいのが、事前予約で確保できるのは1日分のみというルールでした。

事前に行きたい日を候補日として、複数考えておいた方がいいです。

乗船後の予約

事前予約で希望の日時が取れなかったり、他の日も利用したいと思ったりすることもありますよね?

実は船に乗ってからでも追加の予約が可能です。

乗船後は客室の内線電話からルームサービスに連絡すると、予約を受け付けてもらえます。

私の場合には初日の夕食の予約が可能でした。ただ、初日の夕食を避けたかったので、他の日をキャンセル待ちをしました。

結局、後日キャンセル待ちで予約できました。キャンセル待ちもおすすめです。

予約の特別枠

北斎では17:00・17:30・18:00の時間帯で予約を受け付けています。

実際に店内で20:00に入店している方を複数見かけました。

お得意様や予約がとれなかった人には特別に20:00枠があるようでした。

有料レストラン「北斎」に入店

入口

三井オーシャンフジ「北斎」の入口

入口近くには三國シェフの写真が飾られています。ワクワク期待する瞬間ですね。

店内

ソファ席

三井オーシャンフジ「北斎」の半円型ソファ席

半円型のソファ席がありました。2人で利用するのにちょうどいい大きさで、高級感ありました。

イス席

2人だけではなく、4人以上の団体でも利用できる席でした。

団体の人達は奥に案内をされていました。

雰囲気

船内なので天井は低めなのが気になりましたが、高級感のある店内でした。

お店の1番奥はオープンキッチン。三國シェフが開業したオテルドゥミクニもオープンキッチンでした。調理している場面を目で楽しめるのもいいですね。

席につくとフランスの高級磁器ブランドのBERNARDAUD(ベルナルド)のお皿がおかれています。

ミシュランの常連店のナベノ-イズムでも、BERNARDAUD(ベルナルド)のお皿が使われていました。

客層

三井オーシャンフジではほとんど子供を見かけませんでした。北斎にも子供は1人も見かけませんでした。

また、三井オーシャンフジは年齢層が高く、親世代からさらに上の方も多く見かけました。北斎では上品なお召し物を着ていらっしゃるご年配の方々が多かったです。

トイレ

お店を出て正面、らせん階段の奥にあります。

有料レストラン「北斎」の料金とメニュー構成

利用料金と基本のシステム

北斎は船内でも特別な位置付けの「有料レストラン」です。

気になる利用料金はお一人様 15,000円(2025年現在)

クルーズ代金に含まれる無料のメインダイニングがあるのに、わざわざ追加料金を払う価値はあるの?」と思うかもしれませんが、結論から言えば、その価値は十分にありました。

15,000円の料金にはコース料理とアルコールなどの飲み物代が含まれています。ただし、特別なワインやブランデーを注文する場合には別料金になります。 飲物のメニューにて、料金の書かれていないものは無料です。わかりやすくてよかったです。

プリフィックスのメニュー

メニューの構成

  • アミューズ
  • 前菜
  • スープ
  • サラダ
  • メイン
  • デザート
  • プティフール

料理は好みに合わせて選べる「プリフィックスコース」形式です。前菜、メイン料理、そしてデザートまで。数種類の中から好きなものを選んでコースを組み立てられます。

フレンチなんですけど、三國シェフ監修らしく、日本の食材を使ったメニューが多かったです。また、前菜とメイン料理ではベジタリアン向けのメニューがありました。

北斎での三國シェフの監修について

クルーズ中に小西匡彦総料理長のMITSUI OCEAN FUJI料理展示会へ行きました。

三國シェフのチェックは厳しく、メニューを考えるのは大変だそうです。

プリフィックスだけど、追加(おかわり)が可能

プリフィックスなので、基本は各カテゴリーから1品ずつ選ぶスタイルです。

でも、スタッフの方に相談すると、メインディッシュや前菜などを追加で注文することが可能でした。

どれも美味しそうで一つに絞れない…という贅沢な悩みも、北斎では解決してくれますね。

三井オーシャンフジ 有料レストラン「北斎」のメニューを実食

アミューズ

3種のフリット、アランシャペル風

三井オーシャンフジ「北斎」のアミューズ

手で食べられるようにフィンガーボールが用意されます。甘えびとメヒカリ、わかさぎのフリットです。軽く揚げられていて、サクッとした食感。甘えびは頭もついていて、濃厚なミソの味もよかったです。

三國シェフはフランスのアラン・シャペルさんのお店で修行していたそうです。

前菜

イガウニのジュレ、バターナッツカボチャのパスティス風味、マイクロトマトとゴーヤ合え、塩の泡のせ、ウニと枝豆添え(冷前菜)

北斎の冷前菜:イガウニのジュレ

殻付きのイガウニです。塩の泡の上に、イガウニのジュレがのっていました。

塩の泡はエスプーマではなく、かくはんして泡立てられたそうです。

イガウニはミョウバンは感じず素材の味を感じられてよかったです。

イガウニのジュレは北斎のスタッフのおすすめメニューでした。パスティス風味がわからなかったので、あとから調べました。パスティスはフランス南部のスピリッツでした。

伊勢海老のサラダ、根セロリとコンソメキューブ、もって菊添え、マヨネーズとアメリケーヌのヴィネグレット風味(冷前菜)

北斎の冷前菜:伊勢海老のサラダ アメリケーヌソースともって菊添え

映える一品。伊勢海老の周りには色鮮やかなもって菊やアメリケーヌソースが盛り付けられていました。

根セロリは少し酸味を感じ、オレンジは甘味を感じ、甘酸っぱくなるので、相性がいいと思いました。アメリケーヌソースもしっかりと海老の味を感じられました。

オマール海老のフラン、フカヒレとクコの実添え、コンソメドゥーブル(温前菜)

北斎の前菜:オマール海老のフラン

オマール海老の洋風茶碗蒸しです。本当にすばらしかった一品です。コンソメドゥーブル(ダブルコンソメ)が濃厚で深い味わいがありました。フランも海老の味がしっかりと感じられて、よかったです。

オークラ東京の「ヌーヴェル・エポック」の「ダブルコンソメ」はとても美味しく好みです。このコンソメドゥーブル(ダブルコンソメ)もとてもよかったです。

前菜のメニューに関して

北斎の1回目は伊勢海老のサラダとオマール海老のフラン。2回目はイガウニのジュレとオマール海老のフランを注文しました。オマール海老のフランは気に入ったので、2回目にも注文をしました。

スープ

玉葱とうま味だしの和風オニオングラタンスープ、ミクニスタイル

北斎のスープ:和風オニオングラタンスープ

あめ色の玉ねぎが入ったスープ。温かく落ち着く味でした。鰹節を使っているのが三國シェフらしいと思いました。

サラダ

魚介のシーザーサラダ

北斎の魚介のシーザーサラダ

下に魚醤。そのうえにレタスやブロッコリー、ロマネスコなどの野菜。さらに海老やイカ、ホタテがのっていました。一番上にはカッテージチーズがかけられていました。

あまり印象残っていないです。2回目に行った時にはパスしました。

メイン

ノルウェーサーモンのミ・キュイ塩昆布味、ビーツとそのピュレ、ディルのフリット添え

北斎のメイン:ノルウェーサーモンのミ・キュイ

同行者が食べていました。ミ・キュイなので、半生です。ビーツのソースは味がうすめ。単調な味で好みではなかったそうです。

ホロホロ鳥の山菜とフォアグラ詰め、クレピネット包み焼き、ヌイユと株とりまねこ添え、蝦夷わさびのラぺとソースレフォール、ペンジャ産ホワイトペッパー和え、セージの香り

 

ホロホロ鳥にフォアグラが詰められていました。下にはほうれん草のヌイユ(麺)となめこがありました。

ホースラディッシュを感じるソース。クラッシックなフランス料理のソースが好みなんですけど、このソースもまぁまぁ、よかったです。

パン

パンの付け合わせに、北海道産のバターやオリーブオイルにバルサミコ酢が入ったのがありました。

チーズ

北斎のチーズ

メイン料理のあとにワゴンにてチーズが運ばれてきました。最近のフランス料理店でも、チーズを選んで食べられるチーズワゴンは少ないですね。好みのチーズを選べてよかったです。

デザート

グリオットのクレームダンジュ、チョコレートのアイスクリーム マンゴーのパブロヴァの盛り合わせ

北斎のデザート

デザートは3種類ありました。

お腹がいっぱいの状態でしたが、甘さが控えめだったので、最後までいただけました。

程よい甘さで、コースの締めくくりにぴったりでした。

プティフール

焼き菓子です。

プティフールは持ち帰り可能なので、お部屋で夜食として楽しむのが正解かもしれません。

三井オーシャンフジ 有料レストラン「北斎」の感想

三國シェフとは通っているレストランが一緒で、何度かとなりの席になった事がありました。お話はしていませんが、落ち着いた雰囲気の方という印象でした。

(そのレストランのブログにも三國シェフが通っている事が書かれていましたので、名前を出しても問題ないと思いました)

ただ、オテルドゥミクニや三國シェフの監修したお店では、すごい美味しいとは思った事がありませんでした。ただ、北斎の料理は美味しく、好みのメニューが多かったです。

まとめ:北斎を楽しむためのポイント

  • 予約は「複数人での電話」や「乗船後のキャンセル待ち」がおすすめです。
  • 15,000円は飲み物代(一部除く)込みで、追加注文も可能な納得の価格です。
  • 三國シェフ監修の中でも屈指のクオリティで、ぜひ北斎には行ってほしいです。

予約は大変ですが、三井オーシャンフジに乗船される際は、ぜひこの特別な空間を体験してみてください。

それでは、また。