担々麺と台湾ラーメンって、両方ともひき肉使っていて、辛いし、似てませんか?
色々調べたので、紹介します
ラーメンと担々麵の違い
まずは、ラーメンと担々麵の違いをとても簡単に紹介します
ラーメンの具材と担々麵の具材の違い
ラーメンの具材
チャーシューや煮卵、もやし等色んな具材を入れてます
担々麵の具材
主にひき肉やチンゲンサイ、ほうれん草を使っているお店が多い
ラーメンと担々麵の麺の違い
ラーメンの麺
中華麺を使用
担々麵の麺
かん水を使わない白いストレート麵を使用
(現在は、中華麺を使っている担々麵も多いです)
かん水の説明や担々麵の起源について、この後に書いてあります
担担麵と台湾ラーメンの違いを簡単に説明

担々麵と台湾ラーメン 発祥の場所の違い
担々麵の起源の場所
中国四川省成都
麻婆豆腐の発祥も中国四川省成都です
台湾ラーメンの起源の場所
愛知県名古屋市
担々麵と台湾ラーメン 名前の由来
担々麺
陳包包というあだ名の人が、片側に七輪と鍋、もう片側に麵、調味料、食器を天秤に担いで、暖かく、辛い麺売り歩いた
天秤棒は四川省成都の方言では、担担と呼んでいる
それが、担々麵の名前の起源
天秤棒で担ぐ時に、スープだと重さもあるし、こぼれそうなので調味料を合わせる汁なし担々麵になったそうです
中国の担担麵

麻婆豆腐発祥の店「陳麻婆豆腐店」には、昔の四川省成都の担担麵を再現したメニューがあります
再現をしたメニュー「幻の屋台式担担麺」の説明文です
担担麵は路上で天秤棒に桶をぶらさげて売り歩いたのが始まり。幻の屋台式担担麵は当時の味のまま、小盛り、汁なしで提供します。
麻婆豆腐発祥の店「陳麻婆豆腐店」の日本店の説明文です
日本の担々麵
汁なし担々麵が日本に入り、日本人には辛すぎた味をマイルドにするために、辛さをおさえたスープを合わせた汁ありスタイルが生まれた
坦々麺と担々麺の違い
天秤棒を担(かつ)ぐ事から担々麵となったけど、坦々麺とメニューに書かれているお店もありますよね
たんたんにて、漢字変換をすると、土地・道路などの平らなさまを意味する坦々が出てきた事から坦々麺とメニューに書いてあるお店もあるようですね
坦々麺とは、中国では使わないそうです
台湾ラーメン
名古屋の味仙の郭さんが、台湾の台南市発祥の担仔麺(タンツーメン)をベースに激辛にアレンジ
郭さんの出身地が台湾なので、台湾ラーメンと命名した
担々麵と台湾ラーメン スープのベースの違い

担々麺のスープ
スープは鶏ガラ出汁をベースにしてる
それ以外、味噌や醤油味等はお店や地域によって味付けが違う
傾向としては豆板醤、芝麻醤(ごまペースト)を使う場合が多い
中国四川省では、スープがあるタイプはほとんどなく、汁なし担々麺が一般的
台湾ラーメンのスープ
スープは鶏ガラ出汁をベースにしてる
醤油の味付けが多いようです
担々麵と台湾ラーメン スープの辛みの違い
担々麺
主にラー油、花椒、唐辛子
(お店により違いあり)
台湾ラーメン
主に唐辛子
(お店により違いあり)
担々麵と台湾ラーメン 麵の違い
担々麺の麺
元々はかん水を使わない白いストレート麵
現在は、かん水を使った中華麺の担々麵のお店もあります
- 補足
中華麺とは、小麦粉にかん水を加えて、こねて伸ばした麵の事
かん水とは、アルカリ塩水溶液の事で、小麦粉とまぜる事で中華麺ならではの独特の風味やコシを持たせる働きがある
例えば、孤独のグルメに出てきた楊2号店の汁なし担々麵は、かん水の入っていない麵です
台湾ラーメンの麺
中華麺
担々麵と台湾ラーメン 具材の違い
担々麺のひき肉
ひき肉を味噌と調味料を使って炒める肉味噌
台湾ラーメンのひき肉
豚のひき肉を醤油とにんにく、唐辛子等の調味料を使って炒める台湾ミンチ
(味噌を入れているお店もある)
担々麺の野菜
チンゲンサイやほうれん草を使っているお店が多いですね
四川省成都の担々麺の具材も店によって異なるけど、芽菜を使っているお店が多いようです
台湾ラーメン の野菜
ニラ
お店によって、ネギやもやし
担々麵と台湾ラーメンの違いの感想

担々麺の起源は、四川省
台湾ラーメンの起源は名古屋
それは知っていたのですが、担々麵のひき肉は、味噌中心の味付けで、台湾ラーメンのひき肉は、醤油中心の味付けであったりしたところが、面白いですね
台湾ラーメンの具材はニラが定番で、お店によっても基本的には変わらないのに比べ、
担々麺の具材や味付けが幅広いのが、興味深かったです
麻婆豆腐の辛さを和らげる方法を紹介しています
参考にどうぞ

それでは、また