エドワード・ゴーリー展示作品 うろんな客やギャシュリークラムのちびっ子たち 正直レビュー
美術館って、静かでゆっくりできますよね?
今回行ったゴーリー展はお子さま向けの絵本が有名だけれども、大人こそ楽しめる美術展
世界各国の絵本となっている「うろんな客」の描写は面白い
(うろんとは、「疑わしくて、怪しいの意味」)
制服を着た女子高生? がゴーリーのグッズを複数買っていました(気持ちわかる)
ゴーリーについて、よく知らなかったんですが、解説(説明文)がわかりやすく、楽しめました
解説や作品を紹介します
行き方(アクセス)
JR八王子駅北口からユーロードを歩き、20号(甲州街道)を左にすすむ
たましんの前
徒歩約15分
展示会期間
2018年7月13日から9月2日
見どころ
メインビジュアル うろんな客
解説が詩になっていました
「ふと見れば 壺の受けにぞ 何か立つ
珍奇な姿に 一家仰天」
左上の壺の上に乗っているのが、うろんな客
「 突然現れ、好き勝手する姿に憎めない感情を抱く読書が多いからか、ゴーリー作品に登場する 生きもののなかでも、最も人気のあるキャラクターとなっています。」
うろんな客の絵本は、各国版が出ている
ドイツ、スペイン、韓国、台湾、イタリア、フランス
英語名の絵本は、「The doubtful Guest」
ギャシュリークラムのちびっ子たち
販売しているトートバッグの一部、お店の人の許可を得て撮影
(作品は撮影不可)

解説
「Aはエイミー かいだんおちた
Bはベイジル くまにやられた
本作では、AからZまでの頭文字の名前を持つ26人の子どもたちが、次々と災難に遭っていく姿が描かれています。
柴田元幸氏によると、19世紀のイギリスでは悪さをした子供が悲惨な目に遭う、いわゆる”cautionary tales”(教訓譚)と呼ばれ、教えてさとすような姿勢の詩や物語が数多く書かれたといいます。
本作もそうした型を踏まえていますが、とにかく悲惨な目に遭っていきます。
原文訳文ともに2組ずつ韻が踏まれており、声に出して面白い作品です。」
作品では、英文が書かれていました
「B is for Basil assaulated by bears」
アルファベット順の名前から子供たちが一人ずつ、悲惨な死をとげるって、少し怖い物語ですよね
キャッツ ポッサムおじさんの実用猫百貨
この本はミュージカル キャッツの原作
ゴーリーが挿絵を手掛けている
ゴーリーは6匹の猫と暮らしていたとの事でした
子供向けで楽しめるか?(子どもと一緒に行けるか)
猫の作品が多いものの、大人では楽しめるが、小学生低学年以下には微妙
人気作品に出てくる「悪さをした子供が悲惨な目にあう教訓譚(きょうくんたん)」を説明したりするのは、子供の年齢により判断が分かれる
ムーミンの作者トーヴェ・ヤンソンはエドワード・ゴーリーを敬愛していたそうです
感想
キャプション(解説)もわかりやすく、楽しめる
大人にもゴーリーの魅力がよく伝わる展示会と思う
その反面、モノク作品が多いのと、「悪さをした子供が悲惨な目にあう教訓譚(きょうくんたん)」は小学生定額のお子さまには早いかなぁと感じた
次回の展示
王立宇宙軍 オメアミスの翼展
展示期間 2018年9月14日から11月11日
それでは、また
美術館データ(住所、定休日、営業時間)
住所 | 東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F |
閉館日(定休日) | 月曜日(祝日、振替休日の場合は開館し翌平日休館) |
開館時間(営業時間) | 10:00 〜 19:00(入館は午後6時30分まで) |